タイムグラファー「びぶ朗」の話題など
ところが、たまに丸っきり逆の現象を言う人を見かけます。
しかもそれは理論的に考えてそうだと言う訳でなく、実経験に基づいた意見であるから嘘ではない。
しかし、振動数などの違いこそあれ理屈は同じ機械式時計で、何故に正反対の現象が起こるのでしょうか?
私は機械式時計を1つしか持っていないので、実際に寒くなると遅れる時計を持っていません。
なので、ココからはあくまでも推測なので間違っているかもしれません。
なぜ寒くなると進む時計と遅れる時計があるのか?
推測するに、オイルの違いと言うことになるのではないでしょうか?
つまり寒くなると、ひげぜんまいやテンプが縮まり振動の周期が短くなるのはどの時計も同じ。
この時にテンプの振動周期減少よりもオイルの粘度増加による抵抗の増加が打ち勝ってしまう時計は遅れ、そうでない時計は進むのではないでしょうか。
たとえばカレンダーの切り替わる時間帯に負荷が増加して遅れると言う現象もよく聞くし、クロノグラフを作動させると遅れると言うのもよく聞きます。
つまり、温度低下によるオイル粘度の増加で抵抗の増加が顕著な固体が、寒くなると遅れる時計となるのではないでしょうか。
この考え方は、ぜんまいのトルクが非常に低くなっている時に時計を冷やしてみて遅れるようならビンゴ。
近いうちに試してみようと思います。
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